2018-01-11

昆虫食とJAS規格について

弊社は、EUや米国、カナダのオーガニック認証を受けた食用コオロギも扱っています。下記はエントモ・ファームズの食用コオロギ養殖工場の内部です。小さな点々がコオロギです。コオロギを「放牧」して飼育しています。

日本は、EUや米国、カナダなどと有機農産物や有機農産加工食品の格付制度の同等性を認めています。

例えばEUで有機認証を受けた商品を日本で有機JASマークを付けて有機食品として販売することができます。逆に、日本の有機JAS認証を受けた商品を海外で輸出する場合、EUや米国、カナダでも有機食品として販売することができます。

しかし昆虫食はJASの規格外であるため、このようなことができません。

 

日本はヨーロッパと違って、昆虫食を禁止する法律はありませんが、昆虫食業界が他の食品産業のように発展していくためにも、昆虫食をJASの規格に入れ、例えば有機畜産物の規格のように、食用昆虫の養殖基準を制定するといった法整備も、今後必要になってくるでしょう。

 

株式会社昆虫食のentomo 公式サイト:https://entomo.jp/ 

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【参考文献】

農林水産省ホームページより以下引用

http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/equiv_country.pdf

JAS制度と同等の制度を有する国(平成271月現在)

有機農産物及び有機農産物加工食品について日本農林規格による格付の制度と同等の水準にあると認められる格付の制度を有している国(JAS法第15条の2第2項)

アメリカ合衆国、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、スイス、ニュージーランド、欧州連合の加盟国

これらの国の政府機関その他これに準ずる機関が発行する証明書をもって、日本国内の登録認定機関に認定された輸入業者は当該輸入農林物資に有機JASマークを付することができる。

注)農林水産大臣が、その他これらの国の政府機関に準ずる機関として指定している機関リンク先のとおり→http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/cert_issue.pdf

【参考】欧州連合の加盟国アイルランド、イタリア、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク

 

有機畜産物の日本農林規格

http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/yuuki-32.pdf

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